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□ 短編小説 お題ネタ □

  『かみさま これがぼくらのうんめいならば かみさま あなたをうらみます』

 
――どうしてこんな事になったのだろう……

「まさか、君とはね」

――どうしてこんな事になっているのだろう……

「本当、皮肉だね」

――誰か、これは冗談だと、悪い夢なんだと言ってくれ……

「ねぇ」

「何?」

――何故、僕はここにいる?

「今度生まれ変わっても」

「うん」

――何故、君がそこにいる?

「また、好きだって言ってくれる?」

「あぁ、次は絶対、幸せになろう」


全国の学校で、学校の秩序を守るため施行された学年序列制度が始まって数年。
各学年ごとに順位を決め、それによって生徒を管理しようという試みだった。
その決定方法は極めてシンプル。
学年全体から各クラス一人ずつの代表者を決め、それらの決闘により勝者を決める。
またその選別には公平を期す為、第三者によるくじ引きによって選ばれる仕組みになっている。
そして決闘方法は年齢ごとに定められており、僕等高校三年生は……


二発の乾いた銃声が同時に響き渡る。

「うっ……」
脇腹を掠めたのか、鋭い痛みが走る。
傷から再び顔を上げると、目の前には銃弾を胸に受け仰向けに倒れる少女の姿。

――かみさま

傷口を抑え痛みを堪えながら彼女の元へ駆け寄る。
それに気付いたのか、少女は息も絶え絶えに顔だけを僕の方へと向けた。

――これがぼくらのうんめいならば

「やっぱり、負けちゃった……」
「もういいから、喋らないで」
彼女の胸に両手を当て必死に押させるが、溢れ出る血は一向に止まる気配が無い。

――かみさま 

「さっきの……約束、だよ……」
「あぁ、もちろん。絶対だ」
力なく腕を上げる彼女の手をしっかりと握り締める。
少女はそっと優しく微笑み、僕もそれに応える。

――ぼくは

その直後、彼女の体から全ての力が抜け首ががくりとうな垂れる。
同時に握り締めていた手も、べっとりとついた血のぬめりでするりと抜け落ちた。
一瞬の静寂、そして……
「ぅ、うわあああぁぁぁぁーーーー」


――あなたをうらみます
 
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Date:2008/04/04
Comment:2

Comment

*

なんだっけこの台詞・・・どっかですげーーーーーー聞いた事あるんだがナァ
2008/05/07 【シェフ】 URL #-

* 台詞ってどれの事でしょう……

タイトルのは、小説用などにお題を配布しているサイトさんから拝借したものなので分かりませんが、本文中の台詞に関しては思い付きで書いたものなので特に何かをイメージしてとかはありませんねぇ。

何かで似たような台詞回しがあったとかでしょうか。
2008/05/08 【カーレトン】 URL #-

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